口径45mmほどのコンパクトなおりんです。

おりんと芯とは音に配慮した特許取得済の方法で接合しており、
響く音はしっかり心に届きます。

通常おりんに螺鈿などの幾層もの塗膜が付くような加工をすると、
おりんの音色が損なわれてしまいますが、
おりん頭頂部の飾り部分は、
おりんの音色に影響を与えずに螺鈿などの装飾を施すことができます。

夜光貝その他の貝類を彫刻して漆地や木地などに装飾する螺鈿は、
高岡漆器を代表する技法です。

見る角度によって変化する真珠光沢が美しい螺鈿と金蒔絵で夜空を彩る花火を表現してみました。
匠の技で仕上げた優美な螺鈿による小さくても美しく輝くような存在感と、
久乗おりんのこれまでの蓄積が生み出した音色により、
心豊かな特別な場所空間を創り出すでしょう。