おりんの音

公共機関/施設や、みなさまと共有する空間/場に
おりんの音を届ける活動もしています。

おりんの音は幻想的で、うつくしい。
この音で高岡の音風景を演出したり、
みなさまと一つの空間で共有したり、
さまざまな機会を設け、おりんの音を広めています。

実際にその場で聴いてみると、
なにか感じるものがあることでしょう。
ぜひ、おりんの音の気持ちよさを感じてください。

音への想い / 仏具について

私たちは明治40年の創業以来、百余年、仏具に携わってまいりました。
その中におりんがあります。
おりんの響きは人々を静かに包み込んでくれる音のようです。
何処となく温かく優しく何かに護られているような感覚に包まれますので、
仏さまに真向かう音としてはまことにふさわしく、心の底に響く心地よさは格別です。
古来より人々は神仏に対して、建築にしろ、仏具にしろ、その他すべてのものについて、
その時代その時代の芸術および技術の至上を尽くしてきました。
おりんの音もきっと、その聞いた心地よさから、
仏さまに真向かうための至上の音として使われるようになったのでしょう。
その心地いいおりんの音色が仏さま用としてだけではなく、
日々の暮らしのいろいろな場面に使われていけば、音と共にある、
より上質で豊かな気持ちの暮らしを、きっとお楽しみいただけることでしょう。
もっと広く日常におりんの音が響いてくれるように願いながら、
ものづくりに勤しんでいきたいものと思っています。

1/fのゆらぎ

自然界には感覚的に
「心地よい音」が無数に存在しています。
波の音、小川のせせらぎ、滝の音、
風にそよぐ木の葉の音、
小鳥のさえずり、虫の声など。

日本音響研究所は、
それらの音を長年分析してきました。
そして、人が心地よく感じる音の「ゆらぎ」に、
ある共通点を見出します。
それが「1/fのゆらぎ」です。
それは音のゆらぎには
音の高低が揺らぐ「周波数ゆらぎ」と、
音の強弱が揺らぐ「振幅ゆらぎ」があり、
両方のゆらぎを起こしながら、
なおかつ「周波数の高い音ほど短い周期で
小刻みにゆらぎ、
周波数が低くなるにしたがって
長い周期でなくてはならない」という、
なんとも複雑な条件を満たした
特別なゆらぎだけに与えられる呼び名です。
聴く人の脳波にα波の増加が見られ、
リラックス効果があると科学的実験で確認できる、
ごく限られた音のゆらぎ、
それが「1/fのゆらぎ」なのです。

そして弊社のおりん、
折にふれ日本音響研究所で分析。
その音色は「1/fのゆらぎ」の定義に適っている
という分析報告をいただいております。

分析例① 「壱越」に調律した場合 分析例② 「平調」に調律した場合
「壱越」に調律した場合 「平調」に調律した場合
壱越(いちこつ)の周波数分析結果 平調(ひょうじょう)の周波数分析結果
約564Hzでは約2.08秒間隔、
約1614Hzでは約0.32秒間隔、
約3003Hzでは約0.31秒間隔で
音量が増減しています。
つまり、「f分の1のゆらぎ」になっており、
癒しの効果があると確認できます。
約644Hzでは約0.48秒間隔、
約1820Hzでは約0.19秒間隔、
約3355Hzでは約0.14秒間隔で
音量が増減しています。
「f分の1のゆらぎ」の定義にかなっており、
癒しの効果があると確認できます。
鈴木創氏画像

分析の結果「凛音」は「f分の1のゆらぎ」の定義に適った音であり、
この音を聞くとリラックスすることが出来て、
脳波中のα波が増加してくる傾向が見られる。

音声・音響など、鑑定の分野において
数々の輝かしい実績を誇る「日本音響研究所」にて分析。

日本音響研究所 代表取締役 鈴木創
専門:音声科学、音響心理学
作品・著作:「音声科学を利用した個別認識」、「音声による心理分析」など

干支と音

紀元前、中国の漢の時代の歴史書、司馬遷の「史記」には、
干支と音との関係をはじめ、音と宇宙との不思議な関係が色々と記述されております。
それぞれの干支にはそれぞれの十二支の音があります。
古代中国には、現代と同じように1オクターブを12等分した音階がありました。
それが十二律です。

現代世界で、ほとんど基準となってしまっているドレミファソラシドの音階は、
実はこの十二律を手本に考案されたと考えられております。
この古代中国の十二律は、宮廷音楽として日本に渡り、
そのまま雅楽の音階や仏教の声明の基音として現代に生き残っています。

そんな十二律と干支との関係を司馬遷は「史記」に記しているのです。
人はこの世に誕生すると共に、生涯、己を守護する音を授かるといわれています。
干支の音とは、愛、祝福、癒しなどが、たくさん詰まった天からの贈り物なのかもしれません。

干支の音イメージ