2025年伝統的工芸品公募作品展にて「みごころ 千菊」が経済産業大臣賞を受賞
このたび、山口久乗が制作した「みごころ 千菊」が、令和7年度伝統的工芸品公募作品展において経済産業大臣賞を受賞いたしました。
高岡銅器の伝統技を結集し、"心を包む器"としての新しい工芸のかたちを示す作品です。
「みごころ 千菊」は、山口久乗が提案する"音心具"のうちの"心具"であり、大切な人のかたみをあたたかく包み込む「かたみいれ」として制作されました。
手のひらに納まる真鍮製の器には、高岡銅器の伝統技法である象嵌・彫金・研磨・着色を駆使。小菊の花びらを一枚ずつ彫り込み、花の中心には純金を象嵌しています。煮色と硫化による仕上げが生み出す陰影と、金の輝きの対比が、時を経てもなお変わらぬ想いを象徴します。
本作品は、令和7年11月26日(水)から東京都港区六本木の「国立新美術館」で開催される伝統的工芸品公募作品展に展示されます。
【授賞式】
2025年11月18日(火)(都内開催) ※受賞者対象
【展示会】
審査を経たすべての応募作品を展示。
会場:「国立新美術館」展示室1D(東京都港区六本木7-22-2)
会期:2025年11月26日(水)~12月8日(月) ※12月2日(火)は休館
時間:10時~18時(最終日は13時まで)※最終入場は閉室の30分前まで
※なお、会期中の土日には、会場にて伝統工芸士の方々によるギャラリートークを実施予定です。
伝統的工芸品の歴史、職人さんが培ってきた技術、展示されている作品の見どころなどなど、
様々な分野の伝統工芸士の方からお話を聞くことができますので、ぜひご参加ください。
実施日:11月29日、30日、12月6日、7日(予定)
【優秀作品展】
入賞作品を中心に展示。
会場:「伝統工芸 青山スクエア」(東京都港区赤坂8-1-22)
会期:2025年12月19日(金)~2026年1月8日(木) ※12月28日~1月3日休館。
時間:11時~19時(初日は12時~、最終日は~18時)