現代散楽

東大寺で奏でる 音楽×語り×伎芸。
幻の「散楽」が「久乗編鐘」とともに甦る。
これまでにない新感覚芸術舞台。

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終了のご報告

錦秋の奈良・東大寺での「現代散楽」公演、並びに一連の行事を、
おかげさまで無事に終えることが出来ました。
心より感謝しております。大変ありがとうございました。

10月18日(金)
東大寺福祉療育病院
慰問コンサート

子供たちから大きな感動をいただき、療育にあたられる先生方から沢山の感謝をいただきました。

みんなと仲良しになれ、胸の熱くなる想いと得も言われぬ喜びに満たされました。
大変に爽々しい慰問でした。

10月19日(土)
東大寺大仏殿
基壇の上で奉納演奏

特別でないと登壇の叶わない場所、大仏さまが座す基壇の上での奉納演奏は、楽人達も心から感謝し、感動いたしました。

大仏さまを取り囲むご来場の皆々様は、実に国際色豊かであり、なんとも厳粛に聴いてくださいました。

心に沁みる久乗編鐘(おりん)の音色を大仏さまもきっと、お喜びになってお聴き下さったことでしょう。

10月19日(土)
東大寺金鐘ホール
「現代散楽」公演

おりん・笛・笙・和太鼓などの日本の楽器に、トルコの楽器サズを組み合わせたシルクロード交流を感じさせる音楽が奏でられ、滑稽な物語や美しい詩をナレーターが語り、超絶技巧のジャグリングパフォーマンスが魅せた舞台は、満場の皆様と一体となり感動と興奮続きの100分となりました。

ご挨拶

 おりんの楽器「久乗編鐘」は、ご縁がありまして平成18年より東大寺福祉療育病院で音楽療法に活用いただいております。
 病院への慰問の話からはじまりました今回の一連の公演は、10月18日に病院で子供たちと一緒に遊ぶコンサート、19日に東大寺大仏殿と東大寺金鐘ホールで「現代散楽」を上演させていただきます。特別な場所であり、格別なことですので心より感謝し喜んでおります。
 ”大仏さまにお喜びいただけること!”との狹川普文管長さまのご要望にお答えできますようにと、一所懸命その日に向けて準備しております。お越しいただく皆様には、壮大な伽藍と文化遺産の中で、はるか古への奈良の都に想いをはせるひとときをお過ごしいただければ幸いに存じます。

株式会社山口久乗 代表取締役 山口 敏雄 拝

久乗編鐘きゅうじょうへんしょうで紡ぐ、古代浪漫。

 奈良時代、『散楽(さんがく)』という芸能が大陸から渡来していました。音楽・踊り・アクロバット・ジャグリング・物まね・演劇・手品・人形劇など様々な芸能が合わさったもので、752年の大仏開眼供養会においても「散楽一舞」が奉納されています。後に散楽は歴史上消滅しましたが、当時の様子は正倉院の「弾弓散楽図」や「信西古楽図」に描かれている絵で想像することができます。
 本公演では絵図などから読み取れるエッセンスを今に変換し、新たに「現代散楽」として開眼供養会以来の散楽を東大寺で上演いたします。おりん・笛・笙・和太鼓などの日本の楽器にトルコの楽器サズを組み合わせたシルクロード交流を感じさせる音楽が奏でられ、滑稽な物語や美しい詩をナレーターが語り、超絶技巧のジャグリングパフォーマンスが魅せる、これまでにない新しい舞台をくりひろげます。
 美しい久乗編鐘のおりんの音とともに、古の奈良へ想いをはせるひとときをお過ごしください。

演目

『今昔物語より 伊豆守の目代のこと』

伊豆守の目代(代官)はまじめ堅物で知られているが、実は元芸人。屋敷にやってきた散楽団の楽しく軽妙な音楽に体がうずいて仕方ない。ついには我慢できず・・・

『東大寺』薄田泣菫

明治後期に島崎藤村を継ぐ象徴派詩人として登場し、昭和期には随筆家として活躍した薄田泣菫。美しい月夜の東大寺境内を描いた随筆をナレーターの語りと音楽で。

久乗編鐘きゅうじょうへんしょう

おりんを調律して作り上げた楽器です。

紀元前5世紀の中国には、すでに編鐘(へんしょう)という楽器があり、150cmを超える鐘から、20cmほどの小さな鐘まで、大小吊るして音階をつけてありました。祭祀や儀式のときに使われる重要な楽器でしたが、その後途絶えてしまいました。久乗編鐘はその消えてしまった幻の編鐘を、おりんを釣鐘のように吊り下げ、新しい形で再現しています。

開催概要

日程:2019年10月19日 (土)
時間/場所:

13:30〜13:45
奉納演奏
東大寺盧舎那仏[大仏殿]

14:30〜16:10 (14:00会場)
現代散楽 舞台演奏
東大寺総合文化センター 金鐘ホール
〒630-8208 奈良県奈良市水門町100番地

入場料:無料 全席自由席(先着321名)

出演者

太田 豊 〈龍笛・SAX〉

【演出・雅楽演奏家】
元宮内庁楽部首席楽長安齋省吾氏に師事し、笛・琵琶・左舞を専門とする。
また一方で、サックス・ギター・おりん・DTMなど様々な楽器を駆使して創作活動を行う。
おりんの楽器「久乗編鐘」を用いて北陸新幹線新高岡駅発車メロディ、高岡市内4駅の発車メロディを作曲・演奏。平城宮跡まほろば館映像作品「貴族の宴」音楽監督及び雅楽演奏。その他、舞台芸術のための音楽を数多く作曲・演奏し、多種多様なアーティストと共演している。東京藝術大学音楽学部。雅楽専攻卒業。

豊 剛秋 〈笙〉

【雅楽演奏家】
1000年来、代々雅楽の笙を家業とする京都方の楽家、豊(ぶんの)家に生まれる。15歳より雅楽の道に入門し、笙・歌・舞・琵琶の他、ピアノ・ヴァイオリンも修得。 21歳で楽師を拝命し、以降笙演奏家として国内外でのコンサートに多数出演。また古典演奏と並行して、笙の持つ可能性を追求する活動を他ジャンルのアーティストとのコラボを通じて積極的に行っている。早稲田大学社会科学部卒業。重要無形文化財(雅楽)保持者。

大平 清 〈サズ〉

【トルコ音楽演奏家】
中国~アゼルバイジャン~トルコ~ギリシャにて現地の撥弦楽器の演奏法と民謡を数多く学ぶ。またトルコ政府給費研修生としてオスマン古典楽器タンブールも学ぶ。
東西シルクロードに伝わるトルコ系民族の撥弦楽器演奏を得意とし、吟遊詩人の伝統曲や各地の民謡をソロでの弾き語りやアンサンブルの形で演奏している。また朗読劇や演劇での作曲、伴奏等も行う。
ユヌスエムレ文化センター東京・音楽担当講師

坂本 雅幸 〈和太鼓〉

【和太鼓奏者】
2006年に世界的な活動を繰り広げる「太鼓芸能集団鼓童」の正式メンバーとなる。それ以来鼓童の中心的な演奏者としてソロやセンターポジションを務め、そのしなやかで繊細な演奏スタイルでアンサンブルの要として舞台をリードし続ける。 2017年に独立、ソロとしての活動を開始し、ヨーロッパ、ブラジルなど世界各地で演奏及びワークショップを行う。 2019年より日本国内での活動も開始。確かな技術とオリジナリティーを併せ持つ太鼓奏者を目指し、様々なミュージシャンやアートとの共演を積極的に行っている。

森田 智博〈ジャグリング〉

【ジャグリングパフォーマー】
高校時代にジャグリングをはじめ、卒業後は沢入国際サーカス学校に入学し在学中にジャグリングの全国⼤会(JJF)の個⼈部門で優勝する。 以後ダンスやマイムなど、さまざまなパフォーマンスを学びながら独⾃のスタイルを確⽴し国内外のフェスティバル、イベント、舞台、メディア等さまざまなシーンで活躍。

林 恒宏 〈語り〉

【語り手・ナレーター】
北陸を中心にテレビ・ラジオ番組、CM等のナレーションで活躍中。音声言語指導者の磯貝靖洋氏(Vocal Arts Service Center代表)に2002年より師事し、本格的に「声とことば」の勉強を開始。 2013年、「声とことばの磯貝メソッド®」の正講師となる。出演舞台は、寺院や能楽堂、音楽ホールでの「林恒宏の語りシリーズ」他、多数。上質な「語り」の道を究めるため、現在も研鑽中。株式会社「研声舎」代表。音声言語指導者。

お問い合わせ先

東大寺総合文化センターTEL 0742-20-5511
株式会社山口久乗TEL 0766-22-0993